ホームページから集客をしたいけれど、なかなか思うようにうまくいかないと悩んでいる方は多いですよね。
しかし、悩んでいても、何もしなければホームページからの問い合わせが増えるわけではありません。
まして、ネットの世界では掃いて捨てるほどのホームページが存在します。
じゃ、そういったなかで何をどうやれば集客ができるのか?今回は資本力が限られている中小企業、個人事業主でも今すぐ実践できる施策をお伝えします。
なぜ、8割のホームページは集客できないのか
ホームページから集客したいと思っている社長や、サイト運営者は多いですが、まずは現状を知っておく必要があります。
これは私の実際にサポートしてきたクライアントや相談を受けてきて感じることですが、多くのホームページはビジネスとして上手く機能していません。感覚で言うと、8割はうまくいっていないといえます。
なぜ、ではうまくいっていないのか?
そこには様々な理由がありますが、一つの要因としてはホームページを公開してから何も施策を行っていないなどの放置や、更新などはしているけれど、マーケティングに関しても何もやっていないというホームページが大半であり、それが理由です。
社長やサイト運営者が、マーケティング施策を実施しても上手くいかないケース
これも結構あります。ネットの情報や書籍、セミナーに参加して一生懸命に知識やノウハウを吸収して実践しているケースです。
ホームページを公開してから何らかの施策を行ってきたが上手くいっていなかったり、思うような成果を得られていない場合です。
何も施策を行っていないより、成果がでる確率はなきにしもあらずですが、正しい努力をしたうえで実践をしなければうまくいくのは今後も難しいといえます。
というのも、現状でうまくいっていない場合は、その延長線上で実践し続けても綺麗ごとを抜きにしてうまくいかないケースは多いからです。
正しくはない努力です。とはいえ、サイト運営者であれば一度はぶち当たる壁ともいえます。
では、実際に何をこれからやればよいのか
答えとしては、実践ありきで検証しながらデータを解析して、うまくいっていることを強化しながら、うまくいっていないボトルネックを改善していく地味な作業を日々繰り返していくことが大事です。
決して派手なことはいりません。
では、ホームページ集客を成功するために必要なことを7つに分けてお伝えします。
ホームページ集客を成功させるために必要な7つのこと
その1.サイトの現状分析、アクセス解析をしてデータを洗い出す
これから新しくサイトを制作するのであればデータ解析は出来ないですが、制作後は必ずサイトの現状分析をするようにしてください。
そして、既にあなたがホームページをお持ちであればまずはGoogleアナリティクスがサイトに入っているか確認しましょう。
https://www.google.co.jp/intl/ja/analytics/
もう一つ、Googleアナリティクス以外にGoogleサーチコンソールもセットで導入されているのか確認してください。
https://www.google.com/webmasters/tools/submit-url?hl=ja
Googleアナリティクスはサイトの訪問数やPV数、どこから何をみてあなたの運営しているホームページに訪れたのかを、かなり正確にデータとして把握することができます。
Googleサーチコンソールはサイト上で何かエラーや問題が起きていないか、サイトはうまくGoogleの検索エンジンにインデックスされているのか把握することができる便利なツールです。
どちらも無料でアカウントを取得できて活用できるのでこれを使わない手はありません。現状を知らずに集客や売上をあげることは不可能です。webサイトの改善や運営において導入は必須です。
その2.サイトの目標設定をする
あなたがホームページから集客をするには必ず理由があるはずです。商品を売りたい、問い合わせや見積り依頼を獲得したい、メルマガ読者や資料請求を増やしたい…
そのなかで、その1でお伝えしたGoogleアナリティクスにて目標設定(成果測定)ができるように設定しましょう。
ホームページ上でユーザーが商品を購入したり、問い合わせを行った場合、そのことをコンバージョン(CVR)といいます。
このコンバージョン測定を設定することで、更にどこのページから問い合わせへとユーザーがいったのか、流入経路が把握できるなどのメリットがあります。
その3.手に入れたい成果の目標を設定する
目標やゴールがなく、なんとなく日々を過ごしていても手に入れたい成果は手に入らないように、ホームページから集客、売上を上げるにも目標なくして実現することは難しいです。
どれだけ成果や売上が欲しいのか、具体的に決めたうえで戦略と戦術を組み立ていきましょう。
ホームページであれば、半年後にサイトからの訪問数を月間で1万、問い合わせ数を月間で20件以上獲得したいなど、ブログなどを運営している場合は半年間で最低100記事を公開、PV(ページビュー数)を5万にするなど、かなり具体的かつ数字で設定するのがポイントです。
その手に入れたい成果から、逆算してやるべきこと、やらなければいけない施策が見えてきます。
その4.コンテンツマーケティングに力を入れる(SEO)
たまにホームページで格好良いデザインのサイトやクリエイティブな写真が並んだホームページがありますが、現状でホームページから集客したいのであればテキストがある程度必要です。
ここではテキストのことを=コンテンツとします。
最近では、動画を活用することも当たり前となってきましたが、やはりコンテンツの力はネット上で今も昔も絶大です。良質なコンテンツはGoogleの検索エンジンにも評価されて上位表示されやすくなります。
仮にあなたが、ダイエット関係のビジネスをネット上で行っている場合、ダイエット関連のキーワードである程度上位表示されなければ、ビジネスは死活問題となります。
そのためには、コンテンツマーケティングにも力を入れていく必要があるのです。
ただし、注意しなければいけないことは適当にコンテンツを羅列しても意味がないということです。ユーザーにとって価値がなければ全くGoogleに評価されないことは知っておきましょう。
試しに、あなたの知りたい情報があればGoogleやYahoo!でキーワードで検索してみましょう。
その調べたキーワードで上位表示されているサイトの多くはユーザーにとって知りたいことや有益な情報が書いているはずです。
企業のサイトも同じです。ユーザーにとって価値のあるサイトを目指して日々施策を行っていく必要があるのです。
その5.ホームページでアクセス数が多い上位5位までを洗い出す
その1の現状分析の施策にも共通しますが、現状であなたの運営しているホームページでアクセス数の多い上位5位までを、Googleアナリティクスで洗い出してみましょう。
なぜ、上位5位までのページを洗い出すのか?
それは、ホームページの全ページにユーザーからのアクセスがバランスよくあることはあり得ないからです。現実は、よく普段から見れているページと見られていないページがあります。
そのうえでよく見られているページというのはユーザーが興味のあるページの可能性が高い、またはそのページからサイトに流入が多いという事実があるので、該当ページを強化してコンバージョン数を増やすことが出来ないか検討しましょう。
こういった洗い出しをすれば、いきなり費用をかけて全面的にホームページをリニューアルしなくても集客や売上を上げる可能性が十分にあることがわかります。
逆に全然アクセスがないページを改善しても意味がないですよね?というか効率が悪いし、成果が出るまでに時間もかかる。
もう、これからはあなたの感覚や主観で改善施策をたてることは辞めましょう。
あくまでも事実ベースから洗い出したうえで改善していくことが集客を成功させる鍵なのです。
その6.スマホからアクセスが多いのか、それともPCからアクセスが多いのかを把握する
ビジネスや業種によって、あなたのホームページに訪れるユーザーというのは実は全然違います。
これだけスマホユーザーが増えても実はホームページによっては全然、スマホからはアクセスがないホームページというのもまだまだ多いです。
逆も然りで、8割はスマホ経由からのユーザーでコンバージョンや売上もスマホからといったデバイスに偏ったサイトもあるのです。
これらもGoogleアナリティクスを活用すればPCからアクセスが多いのか、それともスマホ経由なのか簡単に調べることができます。
どちらかにアクセスやコンバージョンが偏っているのであれば、まずはそこから改善できないのか施策も立てることができます。無駄な労力や費用も抑えることができるのです。
資金が限られている中小企業や個人事業主にとっては是非、こういったデータ分析をもとにして、把握する癖をつけるとよいでしょう。
先日に書いた記事、「今すぐ必要?スマートフォンサイト制作が必須ではない理由とは」も参考にしてください。
その7.ホームページのトップページを閲覧した時に、ユーザーが欲しいと思うかどうか
ホームページから集客するうえで大事なことですが、是非あなたのホームページのトップページ(看板部分)をPCやスマホから客観的に見てみてください。
マウスなどでノンスクロール状態で、あなたのターゲット、見込み客が欲しい情報やメリットが書いてあるでしょうか?
そして、一瞬で何屋のビジネスを行っているかとわかるでしょうか?
リアルの店舗であれば、お店に看板やのれんがあって一瞬で何屋さんかわかりますが、ホームページ上ではトップページをみただけでは何屋、何の業種のビジネスを行っているのかわからないホームページは多いです。
しかし、わからないホームページというのはユーザーにとっては悪であり、ユーザーにとって価値のあるサイトとは言えません。
そしてユーザー(見込み客)にとってあなたのサイトに欲しい情報やメリットが書いていなければ問い合わせ(コンバージョン)をすることはないのです。(例え、上位表示に成功したとしても…)
なので、実際に運営しているホームページをあなたが客観的に評価してみてください。
もし、本音で欲しいと思わなければユーザーにとっても欲しいと思われていない可能性が高い。現状で成果が出てなければまず何か改善しなければいけないことがわかるとおもいます。
一般的にホームページを閲覧するユーザーというのは、せいぜい一般的に1分や2分ぐらいです。
1分以下で違うホームページにいくユーザーもかなりいます。
その短い時間で閲覧してきたユーザーにとってメリットや価値を伝える必要があるのです。是非、今のあなたのホームページのトップページを確認してみましょう。
まとめ
ホームページ集客を成功させるには、やるべきことがたくさんあります。
派手なことをやるというよりも、地味なことをコツコツと日々確実にやっていくことが大切です。
本日、お伝えしたことはどれも無料でお金をかけることなく、ご自身でできることを抜粋してお伝えしました。
あとは、まずは動いて実践してみることです。
ライバルが8割以上、力を抜いているなかであなたが本気になればうまくいくチャンスが無数にあります。是非実践してみましょう。
今回は、ホームページを運営していてなかなか思うように集客やアクセスが集まらない、お問い合わせなどに繋がらないという悩みの方に是非読んで頂けたら幸いです。
参考にしてみてください。