あなたは、苦手分野があればどうしますか?
それを自分でやるか、それとも任せるか、人によっていろいろな考え方があると思いますが、ビジネスにおいて苦手分野は出来るだけ任せたほうが良い。
これが私がお伝えしたいことです。
そうはいっても、一人社長や個人事業主、小さな会社、中小企業の場合は苦手分野はどうしたら良いのかと思う方もいるかと思います。
今回はその点を詳しくお話していきます。
ビジネスで苦手分野に直面した時はどうする?
ずばり、これは私の考えですが、苦手分野は改善しようとせずに捨てるべきだと思います。
えっ?まじでと思われる方もいるかと思いますが、この後の話が重要です。
苦手分野は、これから自分で克服しようとする必要はないということです。
ここが一番重要です。
ただし、例えば営業が苦手だからやらないとかではありません。
個人事業主や、一人社長、小さな会社や中小企業の社長は営業スキルは最低限持っておくべきです。
個人事業主や小さな会社=社長が看板。社長の実力が、そのままビジネスの成果に繋がるからです。
ですので、今の時代に飛び込み営業は出来なくても問題ないと思いますが、自分を売り込んだり、自社の商品やサービスを売り込む力はある程度身につける必要があります。
こればかりは避けられない。
そのうえで、ビジネス上で売上に繋がっていない部分や自分がやっていても時間がかかりすぎる分野であれば、苦手分野は潔く捨てていったほうがよいということです。
自分より得意な分野は任せて、あなただけの力が発揮できる得意分野に注力する
もし、あなたがこれからプログラミングを覚えて飯を食べていきたい。そう思ってこれから学ぼうとします。
しかし、今月中に売上を上げなければ死んでしまうとしたらどうしますか?
1ヶ月じゃ、おそらくプログラミングをマスターして、ホームページの受注やシステム案件を獲得してお客さんからお金をもらうことは厳しいです。
でも、あなたが営業をしてホームページの受注やシステム案件を獲得、既にプログラミングのスキルがある人に仕事を振れば、お金を稼ぐことができます。
あなたが、唯一あるスキルが営業のみでもこれなら死なずにすみます。
全ての分野を極めることは不可能
社会に出ると、わかりますが世の中には色々な職業がありますよね。
なんかの本で読みましたが、世の中には3万業種ほどの職種があると言われているそうです。
起業する人が増えているので、日々これ以外にも新たな職種がこれからも生まれ続けていくことでしょう。
余談ですが、私は独立前は航空会社で旅客機をメインに到着・出発便をサポートするグランドハンドリングという職種をしてました。
はっきりいって、グランドハンドリング業務以外の仕事で飛行機を一機飛ばすために必要な仕事は多彩にわたります。
パイロットや整備士、客室乗務員、旅客カウンター、管制官、機内清掃、飛行機に手荷物を運ぶ、手荷物を検査する…まだまだありますが、たった一機を安全に飛ばすためにはお客さんからは見えないですが、場合によっては数百人単位で関わっているのです。
そのなかの、一部分に限ったグランドハンドリングという職種以外には、残念ながら分極めることは出来ないのです。正直時間がいくらあっても足りません。
優秀な人は守備範囲を決めて、後は任せる
独立してから様々な経営者、起業家、社長と関わるなかで、感じることがあります。
それは上手くいっている人ほど苦手分野は誰かに任せているということです。
そして、自分の得意な分野を徹底的に磨いている。これが実際のところでした。
皆、自分の出来る分野とそうではない分野の境界線をしっかりと区別しているのです。
あなたにお伝えしたいことは、自分で何でもかんでもやらなくてはいけないと思わなくてもよいということです。物理的に全てを極めるのは無理があります。
大事なのは他人に任せて良いことはどんどん任せて、逆に自分にしかできないことを徹底してやっていくことをおすすめします。守備範囲をしっかりと決めることです。
まとめ
自分で経営するとわかりますが、社長というのはただでさえ忙しくてやることが多いです。
しかし、そのなかでもすべてをやろうとすると、売上に全く関係のないことにまで労力や時間を使ってしまっていることはよくあります。
時間というのは最も有限です。1年なんてあっという間…
ここであなたに質問です。
●あなたが、やらなくても良いこと。人に任せられることはないですか?
●あなたが、最も得意なこと。この分野では誰にも負けないというものはありますか?
特に、個人事業主や小さな会社の社長であれば「捨てる」ということは大事なので、今のあなたの現状を洗い出してみることをおすすめします。
捨てるべきものを決めましょう。
でも、ビジネスにおいては苦手なことを出来る限り無理してやる必要はないと考えています。
是非参考にしてみてください。