webサイトからお問い合わせや資料請求を増やしたり、商品の購入数を増やすには、コンバージョン率(Conversion)を改善したりを増やす必要があります。
しかし、どうやってコンバージョン数を上げれば良いのかわからないサイト運営者も多いのも事実です。
そこで、今回はwebサイトのコンバージョン数を上げるために即実践できて成果に繋がる方法をお伝え致します。
具体的なノウハウであり、コンバージョン数を上げる施策として有効な方法ですので是非参考にしてください。
目次
コンバージョンとは
コンバージョンとは、よくwebマーケティング等の分野では使われている一般的な言葉ですが、簡単に言うとwebサイト上で最終的な成果が生まれた際に用いるのが一般的です。
読み方としては、コンバージョンやコンバージョン率、CV、CVR、Conversionなどカタカナや英語での表記が多いですが、基本的にすべて同じ意味なのでそこまで難しくとらえる必要はありません。
コンバージョン率で計算するとすれば、例えば100アクセスがあった場合に1商品売れた場合、コンバージョン率は1%となります。
コンバージョンが発生する際の例
●webサイトから商品の購入があった時
●webサイトからメールマガジンの登録や資料請求があった時
●webサイトから見積もり依頼や問い合わせが入った時
多くはこれらの最終的な成果が行われた場合に、コンバージョン発生となるケースが多いです。
また、ホームページやネットショップ等のECサイトを運営している場合、このコンバージョンを容易に計測することが可能です。
Googleが提供しているGoogleアナリティクスというアクセス解析ツールを導入して、「目標設定」をすることでコンバージョン数やコンバージョン率が計測できるようになります。
https://www.google.com/intl/ja_jp/analytics/
webサイトでコンバージョンを計測するにはGoogleアナリティクスを活用すれば簡単にできます。
コンバージョンを計測するためにGoogleアナリティクスの管理画面から「目標設定」をする必要がありますが、その設定方法は下記の記事で紹介しています。
即実践可能!コンバージョンを上げる簡単な方法を紹介
コンバージョンというのはwebサイトから問い合わせや商品の購入数を増やすうえで大切だということが把握できたところで、今回は複雑なノウハウではなく、誰でもすぐにできるコンバージョンを増やす方法を一つ紹介したいと思います。
その方法がズバリ、お問い合わせフォームの簡略化(最適化)です。
このブログの場合、上記のようなお問い合わせフォームにしていますが、webサイトによってはこのお問い合わせフォームがかなり複雑だったりします。
よくあるお問い合わせフォームの例
●お名前
●メールアドレス
●電話番号
●住所
●会社名
●性別
●件名
●お問い合わせ項目・メッセージ
決してこれが悪いわけではないですが、お問い合わせする際に入力項目が多く、記載事項が複雑だとユーザーにとって面倒に感じるものです。
例えば、メールマガジンを購読するだけにも関わらず、住所や年齢など記入するのを求められると、それだけでウンザリした経験はないでしょうか?
それと同じで、ユーザーはお問い合わせフォームが複雑で面倒だと何らかのストレスを抱えている場合が多いのです。
お問い合わせフォームの入力箇所が多かったり、すべての項目が必須入力になっている場合、せっかく問い合わせをしようと行動をしていたユーザーがストレスを抱えて、途中で諦めてページを閉じてしまうというケースがあります。
実はこういった問い合わせをする寸前で、離脱するユーザーというのは一定数いるケースが多いです。
典型的にダメなお問い合わせフォームの例とは
残念ながら上記の複雑かつ入力が面倒なお問い合わせフォームは、未だに多くのwebサイトに該当します。
ですが一度考えてみてください。
見積もり依頼や問い合わせを獲得するwebサイトでも、商品をネット上で購入するECサイトでもお金や利益を生み出す最も重要なページというのは「お問い合わせフォーム」です。
結局のところ、お問い合わせフォームの送信ボタンや購入ボタンを押す手前の入力フォームというのが売上に直結している一番大事な箇所だからです。
しかし、多くのwebサイトの場合、このお問い合わせフォームの重要性に関してあまりにも無頓着なサイト運営者が多いのも事実です。
誤解を恐れずに言えば、見込み客から問い合わせをしなくても良いですよという商売放棄の状態とも言えます。
なかには、webサイトのお問い合わせフォームがどこにあるのかわからない、ユーザーにとって不親切なサイトというのも見かけます。
今一度、ユーザーが問い合わせをしたくなるように最低限、お問い合わせフォームはわかりやすい箇所かつ目立つ位置に設置するのがポイントです。
コンバージョン率を増やすためのお問い合わせフォームとは
お問い合わせフォームを改善する際は、できるだけ「シンプルかつ簡略化することができないか」考えてみましょう。
本当に見積もり依頼を獲得するのが目的だったり、自社のメールマガジンへ登録してもらう登録フォームの場合、そこまで複雑な入力フォームは必要ないはずです。
業種によって、どうしても入力項目で削れない部分があるという主張をしてくるサイト運営者もなかにはいますが、一番に考えるべきことは、売り手の都合ではなく、買い手側の都合で考えるべきです。
「お客様のために」と謳いながら、入力項目などは自社都合になっていればまさに矛盾です。
最近はネットショップやECサイトの場合、自動で住所の郵便番号を入力すると、そのほかの項目が自動で反映されたり、入力が快適にできるシステムを組んでいるwebサイトの増えてきました。
この方法は立派なwebマーケティングの施策の一つでEFO(エントリーフォーム最適化)といわれています。
予算が許す限りやっておいて損はない施策ですが、多くのwebサイトの場合初めからそこまで立派なお問い合わせフォームにする必要はありません。
しかし、だからといってお問い合わせフォームの重要性に無頓着な場合は、自らコンバージョンに繋がる見込み客を日々流失していると考えたほうが良いかもしれません。
お問い合わせフォームをシンプルにしただけで結果にすぐに繋がる
クライアントの会社名は伏せますが、紅茶などを販売しているECサイトのメルマガ登録フォームの入力項目を「名前」と、「メールアドレス」の入力だけにした結果、翌月からメルマガ登録者が月間で300名から500名に増えたという成功事例があります。
複雑な入力項目で必須の項目があった問い合わせフォームをシンプルにしただけです。お問い合わせフォームを改善しただけで、アクセス数が変わらなくてもコンバージョン率が上がり見込み客がより多く集まるということが起こります。
こういった例はほんの一例です。是非参考にしてください。
自分で客観的に問い合わせをしてみることにより、この入力項目は無駄だなと気づいたり改善のヒントを得ることができます。
まとめ
コンバージョンを増やすためには、SEO対策や集客が大事だと思われがちですが、すぐにお問い合わせや売上に繋がる有効的な施策として、最初にお問い合わせフォームを改善できないか検討してみることは非常におすすめです。
また、問い合わせフォームを改善するにあたって、それほどコストや手間もかからない為、すぐに実践できて結果に結びつけることが出来るのもメリットです。
すぐに改善の余地がないかチェックしてみましょう。
もし、今までコンバージョンを計測していなかったり、重要性を感じていなかったという方は「コンバージョン」という指標は非常に重要ということを認識しましょう。